来場者に聞く

第29回展アンケートより

 

大きな書道展とは違う個性(女性・26歳)

大きな書道展覧会とは雰囲気が全く違い“個性”を感じます。書道展覧会というよりは芸術(書芸術)の展覧会という枠の広さと深さを感じます。10代、20代、30代の方達にぜひ見て頂きたい展覧会だと思います。

 

心が落ち着く(男性・32歳)

作品に包まれて座っていると、心が落ち着き、清らかになってゆくのを感じました(不思議な感覚です)。1作家1作品だけでなく、2作品程出展されても良いのではないかと感じました。

 

若い人にも入りやすい展覧会(女性)

私は書に関してまだ勉強をはじめたばかりですが、このような自由な形の書道には大変興味をもっています。書は“形”だけでなく魂なのだと今回の布穀展では感じました。また次回の展覧会も拝見したいと思っております。このような書道をもっともっと世間の方に広めていってほしいと思います。個人的には、若い方々にもとても入りやすい書の展覧会だと思います。頑張って下さい。

 

胸がときめく(無記名)

いろいろな作品があって、とても見ごたえもあり、不思議な感覚にとらわれる作品もあり、見に来るのがいつもとても楽しみです。胸がトキメキます。 大作と見やすい作品数とバラエティーに富んだ作品群と、いつもとても楽しませてもらっています。不思議な感覚にとらわれる快感もあります。いつまでもエネルギッシュで素晴らしい作品を見せていただけたら幸いです。

 

静かで心騒がしい気持ちに(女性・40歳)

文字ではなく紙というものに向き合った時何が描き出されるのか。自分には思いも寄らないことだけに、自由でもあり制約を抱えているようでもあり、不思議に静かな気持ちにもなり、反面心の奥底から騒がしくなるようでもあります。参禅の心持ちなのでしょうか。作品に向き合った時の印象と、タイトルを見留めた時の印象の異なり、あるいは和合を考えるともなく考えるのは楽しうございました。

 

心の叫び(男性)

絵なのかな、文字のようだけど、書は分からないけど、一点一点がそれぞれの作者の心の叫びを感じます。自由に、伸び伸びと、表現の仕方は異なっていても、個を表しているようです。いつも見終わった後、不思議な温かいものに包まれて帰ります。これからも時々、作品を鑑賞できる機会を設けてください。

 

作品を通しての出逢い(女性・36歳)

'99年に初めて観せて頂いてから、墨作品・書作品に対する印象が変わりました。自由であること、又自由も続けていくと不自由になること、制作する側と鑑賞する側には絶対的に越えられない一線があること、「作品」を通してのみ、双方が出逢い交流が可能になるノこと、いつもいろいろとことばにならないことを考えてしまいます。とにかく、ながく続けて頂きたい。参加されている方がすこしずつ変わっても、作品が変わっても、全体から受ける印象は変わらないのが不思議です。観る側にも変化がありますが、毎年ここに来ると初めて来たときの気持ちを思い出します。

 

日本の美に感動(無記名)

作品と題名が見てわかりやすいものもあれば、難しいものも多い。でも、それぞれが(作品)人の心を表しているのが強く感じてきて、なんともいえない気持ちになる。墨という日本の美に感動さえおぼえる。これから先も長く続けて欲しいです。日本の方ばかりの作品だが、今後、外国の方が墨を使って表現をするとどうなるか、どの様な作品ができるのか、見てみたい。